加藤太一 / Rano / Yasunaga

空想地図「多奈崎市」

どこにもないけど、どこかにありそうな街の地図

「空想地図作家」である私のライフワークとして、実在しないけどどこかにありそうな地方都市「多奈崎市」を2012年から10年以上に亘って作り続けています。

小さい頃から地図が好きで、子どもの一人遊びとして自分で考えた道路や鉄道を紙に描いて遊んでいました。 それを続けていく中で、架空の土地の地図を描くのが一人遊びではなく「趣味」として確立しているものだということを知り、 ちょうど夏休みに遠くの街に出かける旅行から帰ってきてすぐだったこともあり、 架空の地方都市「多奈崎市」という一つの大きな作品を作り続けていこうと決心します。

自宅のPCに入っていた「Photoshop Elements」やフリーソフト「Inkscape」などを用い、試行錯誤しながら地図を作り、 次第に店のロゴマークやこの地で使われているICカードなど、地図以外のアイテムも妄想するように。 「この土地に住む人が普段から触れているもの」を寄せ集め、様々なアイテムから「多奈崎市」を「実際にありそうな街」として 膨らませていくことになりました。

2019年、先輩の「空想地図作家」に誘われ、さまざまなもののマニアが集まるというコンセプトのイベント「マニアフェスタ」に出展。 地図を初めて大判印刷して発売したところ予想以上に反響があり、 そこから発展して様々な活動を展開していくことになります。

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